ウルトラバイオ高温菌について

UB高温菌の特性

UB高温菌は光好性・好熱性の双方を備えた微生物群で、好塩性微生物も含み40年以上、培養・安定化させた微生物の一群です。主として太陽光線の光に反応し、好気性の状態で活発に活動します。有機物の水分が70%wt以下において、太陽光線があれば増殖して有機廃棄物の発酵・分解を促進します。


 
 

好熱性細菌について

生育適温温度が、50~105℃で、30℃以下の温度ではほとんど増殖しない細菌の総称。分解発酵時に70℃以上の高温となり腐敗菌及び雑菌が死滅し、それらのメタン菌等に起因するアンモニアガス、メタンガス、ブタンガス等の発生が抑制されます。

 

好塩性細菌について

5~10wt%あるいはそれ以上の食塩濃度の培地を好む細菌や菌類の性質を持ちます。塩のNaを選択的に取り込み、通常の発酵分解に比べて、発酵残渣・発酵残水中の塩濃度(主とし\てNaCl)が半分以下になり、有機物の発酵を促進し、高温発酵と相まって処理物が早く乾燥します(分析結果はP8参照)。
 

UB高温菌の使用方法

有機物(水分50~60%)に対しUB高温菌を規定量混ぜ合わせ積み上げます。ソーラーハウス設備により紫外線を効率よく取り込み、イオンエアーを循環(気体攪拌)し微生物の繁殖を増大させます。発酵熱による加温、さらに太陽光により加温(通常、60℃以上)された気体(ガス)を有機物の底部側から循環することで、有機物の温度も上昇し、好熱性微生物群の繁殖が促進される。さらに雑菌の繁殖が抑制され無菌堆肥化がより確実になります。堆肥化処理は、80℃以上の高温状態で行うため、分解・発酵に伴い炭素分も生成します。
 
UB高温菌(1袋18ℓ入り)
初回(初月) ※2回目(初回以降)
有機物1m3に対し→2袋~ 有機物1tに対し→0.2袋~

※初回(初月)はUB高温菌を培養し、2回目以降の戻し堆肥として使用します。
※2回目以降は、菌の安定性を保つ目的で種菌(元菌)を追加します。